【ビジネス書1分レビュー】コトラーのマーケティング3.0

こんにちは!管理人です。

こちらは

“忙しくて本を読む時間がない!”

とお困りの、若手ビジネスパーソン向けの、ビジネス書レビューです。

1分で読めるように文字数少なめ、内容ぎゅっと詰めているので

“読みたかったけど読めていない”
“本を読む前にさわりを知っておきたい”

そんなあなたに役立てていただけると幸いです。
是非ご覧ください。

タイトル:
コトラーのマーケティング3.0

著者:
フィリップ・コトラー 氏など

はじめに

コトラーのマーケティングは長年かけてビジネス界に浸透してきました。

キャリアアップを目指す。
MBAを取得する。

など、上を目指すビジネスパーソンにとって、コトラーの理論は、避けては通れない登竜門です。

マーケティングは従来、“ターゲット顧客のニーズを理解して、解決策を提案する”が王道でした。

しかし、このマーケティングの概念は進化すると、本書では提言しています。

進化

なぜ、進化するのか?

それは、世の中が激変しているからです。

気候の変動や、環境汚染、社会課題、人の価値観、IT技術の進化、グローバル化など

世界は常に、信じられない速さで変化しています。

マーケティングは人が編み出した人の為の概念なので、人と環境が変化すると、それに伴って変化するのは必然なのです。

きっかけ

ここに来て、マーケティング3.0が生まれたきっかけは何でしょうか?

理由は3つあります。

1.消費者が賢くなっている
⇨消費者は数十年前に比べて得ることのできる情報量が圧倒的に増えました。

消費者は他の消費者が出している商品サービスの情報を参考にするようになったのです。

もはやそれは企業が出している情報以上に、必要とされるようになっています。

2.急速なグローバル化と社会課題
⇨先進国と途上国の貧富の差や、労働者への搾取。
コーヒーの生産過程はその典型例です。

このように、何かを犠牲にすることで得られる発展には、持続性はありません。

地球全体のことを考えられる視野が必要になりました。

3.ニーズを満たすだけでは消費者は購入しない
⇨巷で“紙ストロー”が広がってきている現状が語っています。

消費者は社会貢献をする企業を選ぶようになってきました。

より崇高なビジョン、ミッションを掲げて、実現していく企業が生き残っていくのです。

▽ビジネスを学ぶならこちらもオススメです▽



まとめ・命題

いかがでしたか?

マーケティング3.0の価値観は

“よりよき世界”を目指し、

指針には崇高なミッション・ビジョンを掲げ、

消費者を多角的に巻き込んでいくこと

を“良し”としています。

もはやSDGsも無視できなくなりましたね。

企業は、どんな手段を使っても利益を追求するだけではもはや生き残れません。

“持続可能な発展”と“社会課題の解消”を目指すことが、これから企業に求められることだと言えるでしょう。

以上です。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!