はじめに
こんにちは!管理人です。
あなたの部下に
✔️仕事が遅い
✔️注意した際に、必要以上に落ち込む
✔️ケアレスミスが多い
方はおられますか?
“何とかしてあげたい。”
“必要な人財になってもらいたい。”
そう思っていても
“どう接したらいいのか分からない”
“どんな声かけをすればいいのか分からない”
とお悩みではありませんか?
こちらでは
傷つきやすい部下・後輩さんが、活き活きと働けるようになる対応と環境設定についてご紹介します。
記事の内容を実践していただけたら、その方とより良い関係性を築けるようになります。
当記事があなたのお悩みの解消に繋がりましたら幸いです。
※この記事は医師の方や専門家のご意見や書かれた書物を参考に、私見を交えながら書かせていただいています
それってHSPかも
さて、まずは冒頭でのご質問を深堀していきます。
部下の方にこういった傾向はありませんか?
✔️いつもビクビクしている、テンパりやすい
✔️怒りや悲しみといった感情をうまくコントロールできない
✔️いつも自分を責め、否定しがち
✔️複数の仕事を頼むとパニックになり、仕事が滞る
✔️急な予定変更があると、対応に著しい支障が出る
もし3つ以上当てはまるならその人は
“HSP”かもしれません。
HSPとは…
アメリカの心理学者 エレイン・アーロン博士が提唱する
“とても繊細な人(Highly Sensitive Person)”の略です。
生まれつき敏感な気質を持つこのHSPは、世の中の5人に1人の割合でいるそうです。
こちらではHSP気質の方を“繊細さん”と書かせていただいています。
ご注意
上記でご紹介した傾向はあくまで“ご参考”にしてください。
絶対に“決めつけることのないよう”お願いします。
安易にそうだと判断してしまうのは禁物ですし、人の内面的な部分なだけにかなりセンシティブな事案です。
知識を得たとしても、どうかあなたの心のうちだけに留めておくようにしてください。
HSPの苦手と強み
繊細さんには物事を深く捉えて吟味する特徴があります。
【ネガティブなケース】
ちょっとした頼み事にも
“あぁでもないこうでもない”と色んなことを考えがちです。
そして、結果
“まだできてないの?”となってしまうのです。
繊細さんは仕事の負荷が軽いうちは淡々とこなせるのですが、負荷が大きくなればなるほど、容量オーバーになります。
そしてやるべきことがこなせなくなり、ミスが増え体調を崩しやすくなります。
常にタスクが多い職場(接客業、飲食業)だと、この特徴はかなりネガティブに働きます。
【ポジティブなケース】
繊細さんは“よくわかったな!”というくらい気が付きにくい細かい変化を捉えることができるので、
資料のチェック、校正をお願いすると高いクオリティで戻ってきます。
また、独特のセンスを持っているので、PCやWEBの操作などが出来る方なら、資料やデザインの作成も良いものを作ってくれるでしょう。
オフィスの環境整備をお願いしたら、デスクの配置や人の導線といった空間設計を見直してくれて、皆さんが快適に業務ができるようになったといったこともあります。
3つの環境づくり
こんな環境を用意していただけたら、きっとイキイキと働けるようになります。
①仕事の優先順位を伝える
⇨仕事を一つ一つこなすことで能力を発揮してくれるので、何を最優先にするべきなのか。仕事をお願いする際はきちんと伝えるようにしてみてください。
マルチタスクにならないようにご注意を。
声かけ例:
まずは最優先で〇〇。
〇日までにお願いできる?
それから〇〇。
※一方通行にならないよう、質問は積極的に受けるようにしてみてください
②ひとりになれる時間と場所をつくる
⇨雑音や人の声が気になりやすく、仕事中に声をかけられるとせっかくの集中を切らしてしまいます。
そうなるとリカバリーが必要になるのでロスです。仕事中でも休憩中でも、過度に巻き込まない配慮をお願いします。
繊細さんは“ひとり時間”によって自分自身を癒し、守っています。
③競走や評価、ノルマに巻き込まない
⇨プレッシャーがかかるとパフォーマンスが落ちます。
良かれと思っての“目標設定”や“人事評価”も過度な“ルール”づくりも、その方には苦痛でしかない場合があります。
目標設定することを目的にせず、その方のパフォーマンスをどうすれば高められるかにフォーカスしてみてください。
また、繊細さんは自分が得意とする分野の仕事には遺憾なく力を発揮できます。
その人が好きなことで、周囲からも支持されてる業務に着かせてください。
こちらについてはなかなか会社の仕組み上難しいかもしれせんが、面談等で本人の希望を注意深く聴いてみてください。
まとめ
いかがでしたか?
繊細さんは一見“扱いにくい”と思ってしまうかもしれません。
トップダウンの強い組織や、柔軟性に乏しいチームだと思うようにパフォーマンスが発揮できないかもしれません。
ですが、その人のことを理解しようと努める姿勢は必ず伝わります。
繊細さんだけでなく、皆さんが高いパフォーマンスを発揮できるチームになりますことを祈念しています。
また、もし自分の大切な人が
人間関係や仕事内容につまづきを覚えたら、
まずは専門家に相談してみませんか?
私のTwitterDMでも無料でご相談を承ります(私は“キャリアコンサルタント”の資格を持っています)
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
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