売上が高いお店は、顧客が商品を購入するのを促す様々な工夫を凝らしています。
それらは書籍内で「ショッピングの科学」と評され、丁寧にまとめられています。
今日は
なぜこの店で買ってしまうのか~ショッピングの科学~
著:パコ・アンダーヒル氏
のレビューをご紹介します。
はじめに
売上をぐんぐん伸ばしているお店と、伸び悩んでいるお店。
双方に起こっている現象には、必ず原因があります。(実に面白い)
そして、少しの工夫をするだけで、売上はグンと伸びてくれるのです。
書籍内で私が特に重要だと感じたポイントは以下の2点です。
・売上を伸ばす方法
・顧客を買う気にさせる方法
これらについて、具体的にご説明していきます。
売上を伸ばす方法
売上を伸ばす方法。
それは、
“顧客の滞在時間を伸ばす”
ことです。
売上と店の滞在時間には、強い相関性があることが、紹介されています。
ポイントは、ただ滞在時間を伸ばすだけではなく、お客様がリラックスしている状態の時間を伸ばします。
例を挙げてみましょう。
日本の大型書店の代表格、
蔦屋書店は、店内に椅子や机が置いてあり、立ち読みどころか座り読みが出来ます。
座り読みをしていると、カフェでコーヒーやパンが欲しくなり、つい買ってしますよね。
蔦屋書店は、本だけでなく、そういった“機会”を提供しているのです。
そういったリラックスできる空間を魅力的に感じるので、顧客は再来店するようになり、更なる売上アップも見込めるのです。
お客様を買う気にさせる方法
これを知りたい方は多いのではないでしょうか。
その方法とは
“五感を刺激する”
です。
売れているお店は、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚を積極的に攻めてきます。
お客様に商品を見て、触れて、実際に体感する。
すなわち、“お試し”をしてもらうのです。
そうするとお客様は勝手に商品の情報をどんどん吸収して、イメージを膨らまさせていくのです。
そして、お客様が自分で使っている姿を自分で想像してもらえたものなら、勝ったも同然。
購買率はかなり飛躍するでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
書籍内ではこういった顧客の“購買行動分析”が具体例と共にたくさん記されています。
小売業の方はもちろん、企業のマーケティング担当の方は、是非一読しておくと、自社の色んな改善策を思いつくやもしれません。
では!
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