こんにちは!
今日は本のレビュー記事です。
“売り手がやってしまいがちな、やってはいけない戦略”についてお話しします。
1分で読めるので、是非ご覧ください。
タイトル:
おもてなし幻想
著者:
マシュー・ディクソン氏ほか
多くの企業さんは、日夜「あぁでもない、こうでもない」と顧客サービスの充実を図っています。
それは、「顧客が求める期待以上のサービスを提供していれば、顧客は買い続けてくれる」と信じているからです。
ですが、書籍内では「幻想」とバッサリ切り捨てられています。
では、何をすれば本当に顧客に喜んでもらえるのでしょうか?
はじめに
結論からお伝えします。
現代の顧客は、
“手間がかからないサービス”を望んでいる。
で締めくくっています。
10万人を対象とした調査に基づく結果が、これを証明しているのです。
順番に説明していきます。
意外すぎる顧客ロイヤリティの真実とは
著者たちは“顧客ロイヤリティ※”と“顧客の持つ期待値”との相関関係を調べています。
※顧客から企業への忠誠心。これが高い顧客は、商品を何度もリピート購入をしたり、新たな顧客を連れてきてくれたりする。
ここで読んでくださっているあなたに質問なのですが、
顧客は、感動すればするほど、顧客のロイヤリティが高まると思っていませんか?
実は、、
顧客は期待する以上のサービスを受けたとしても、顧客ロイヤリティは上がり続けないことがわかったのです。
これは企業の認識とは大きく異なる結果でした。
なんせ、顧客の“感動体験”が、購買し続ける動機ではないのですから。
では、何が「購買し続けよう」という気持ちにさせるのでしょうか?
顧客努力という指標
ここで結論に戻ってきます。
顧客は“手間がかかること”を嫌うのです。
そらそうですよね。
購入した商品に不具合があり、
コールセンターに問い合わせてもなかなか繋がらず、
待たされた挙句に「こちらで調べてまたおかけ直します」と対応されたら、誰でも不満しか溜まりませんよね。
それが、
コールセンターもすぐに繋がり、
事情を説明すると「直ぐに交換しますね」と言って、新品が翌日届いたらいかがでしょうか?
企業への評価は鰻登りではありませんか?
顧客が行う手間のことを“顧客努力指標”と呼びます。
この指標をぐんと下げることが今のサービスに求められていることなのです。
まとめ
いかがでしたか?
顧客もサービスも日々進化しています。
今の顧客が求めていることが何なのか。
売り手は顧客の声に耳を傾けて、聴き続けなくてはならないですね。
私も、読んでいただきやすい文章を心がけていきます。
では!
コメントを残す