【ビジネス書1分レビュー】統計学が最強の学問である

こんにちは!

こちらは

“忙しくて本を読む時間がない!”

とお困りの、多忙な若手ビジネスパーソン向けの、ビジネス書レビューです。

1分で読めるように文字数少なめ、内容ぎゅっと詰めているので

“読みたかったけど読めていない”
“本を読む前にさわりを知っておきたい”

あなたに役立てていただけると幸いです。
是非ご覧ください。

タイトル:
統計学が最強の学問である

著者:
西内 啓 氏

“統計学”と聞いて、
「とっつきにくいな」と感じるのは私だけでしょうか?

統計学の本は何冊か手に取ったことはあるのですが、いずれも私には難解でした。

その中でもこちらの書籍は非常分かりやすく、網羅的です。
ベストセラーになるのも分かります。

はじめに

ビジネスにおいて重要な能力の一つは
“数字を読む力”です。

これは計算能力の高さを示すのではありません。

“数字から仮説を導く力”
を指します。

この仮説の精度を高めることで、ビジネス戦略の確度が大幅に上がります。

この書籍はそのための数字を読む力を高めてくれるのです。

だから、何?

分析資料やレポートを提出した際に

“だから、何?”と言われたことはありませんか?
(私はめちゃくちゃありました)

レポートが、ただ数字を並べただけの集計資料になっていないかを確認しましょう。

「よく出来ているレポートだ!」と評価してもらうには、“次の打ち手”を示さないといけません。

そのために有効なのが
“A/Bテスト”(ランダム化比較実験)
です。

A/Bテストとは簡単に言うと、

“Aが起こると⇨Bが起こる”のか、“Bが起こるから⇨Aが起こる”のかを分析するテスト

です。

「なんのこっちゃ?」

ですかね?

実例

実例をご紹介します。

とある通販会社がミシンの売上を伸ばそうと画策しています。

担当者が「ミシンを2台買ったら1割引」という販促を思いつきました。

私たちは「ミシンなんて一家に1台で十分だろう」と考えがちですよね。

しかし、この会社はこの販促案が効果的かどうか、A/Bテストを実施しました。

“机上で議論するよりも、サクッと試してみて、ダメなら引く”

と考えたのです。

結果、顧客一人あたりの売上は3倍に伸びました。大成功です。

要因は、顧客同士が共同購入を呼びかけたからだそうです。

わからないものですね。



まとめ

いかがでしたか?

統計学と聞くと堅苦しいイメージを持たれがちですが

正しい情報を導き、精度の高い仮説を出して、戦略を立てるための学問です。

ビジネスにおいて重要であることに疑う余地はないでしょう。

このブログでは紹介しきれないほど面白い要素がたくさんありました。
宜しければ本書も読んでみたくださいね。

では!